関西電子情報産業協同組合 KEIS

Kansai Electronics Information industry Society

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2021-01-26

AIセミナーNo3 ~製造業3社の事例紹介~ 開催案内

経済産業省「地域企業イノベーション支援事業」の一環として、AIの活用を中心にした「AIセミナー」を開催しています。
今回のセミナーは、製造現場に関わる3社の方々から、AIを活用した取り組みをご紹介いただきます。
AI活用で問題を乗り越えられた過程や、製造現場だけに限らず、さまざま業務に展開されようとしている展望をご紹介いただくとともに、AIを開発・運用するベンダーやAIを活用するユーザーに期待することなどを紹介していただきます。
AIの開発・運用・活用を考えられている方々に是非ご参考にしていただくご案内させていただきます。
ご参加のお申込みは、以下の「申込方法」で2月3日(水)までにお願いいたします。

●日時 2021年2月8日(月)13:30~16:00

●参加方法 オンライン
※お申込みをいただいた方に接続方法を連絡させていただきます。

●プログラム
13:30~13:35
 開催挨拶 KEIS経営力向上委員長 神谷坦
13:35~14:15
 講演・質疑応答
 「ロボット・AIを活用したスマートファクトリー展開」
 ㈱HCI 代表取締役社長 奥山剛旭様
14:15~14:25 休憩
14:25~15:05
 講演・質疑応答
 「不良品ゼロを目指す生産システムの自社開発展開」
 サンプラスチックス㈱ 代表取締役社長 桃井秀幸様
15:05~15:15 休憩
15:15~15:55
 講演・質疑応答
 「AI実装X線検査装置の展開」
 ㈱イシダ 開発部門主幹技師 廣瀬修様

●講演内容
◎ロボット・AIを活用したスマートファクトリー展開
㈱HCI 代表取締役社長 奥山剛旭様
当社は2004年に髪の毛よりも細いφ25μmのケーブルを撚る撚線機(よりせんき)を開発し、携帯電話の普及に貢献しました。
また、最新のHCI製撚線機で製造されたケーブルは高速伝送を可能とし、第5世代移動通信システムを具現化しています。
2008年からロボットシステムの構築・製作を展開し、人手不足の解消、技術の伝承に役立っています。
2017年には画像認識、強化学習、自然言語処理のAIにフォーカスしたAIシステムの研究・開発を開始し、ロボット・AIシステムとして、今まで実現できなかったことを具現化し、近年では人とロボットが調和するスマートファクトリーの構築を手掛け、コネクテッドインダストリーズの体現に取り組んでいます。
これらは工場だけでなく、病院や店舗などにも同様に展開しています。
HCI ROBOT CENTERでロボットシステムの啓蒙活動を行い、更に、ロボットシステムインテグレータ企業が保有するロボット・AI の開発拠点としては、国内最大級のHCI ROBOT・AI LABを設置して、要素技術検証や開発をスピード化し、DXを推進しています。
今回の講演では、当社がこれまでに培った経験や、スマートファクトリーを展開する想いや、AIを運用するベンダーとAIを活用するユーザーに期待することなどを紹介させていただきます。

◎不良品ゼロを目指す生産システムの自社開発展開
サンプラスチックス㈱ 代表取締役社長 桃井秀幸様
当社はプリンやヨーグルトなどのプラスチック製容器メーカーで、2013年に東大阪から「けいはんな学研都市」に移転して技術部を発足して独自技術を開発し、IoT等を積極的に活用し、組織変革を展開し、業界をリードしてきました。
その過程で、従来の生産現場でのシステムと事務所での管理システムを統合し、IoTとAIを活用して、データを収集・分析し、不良品を見つけ出し、原因を分析する自動システムを自社で開発しました。
これにより、原因分析の時間は、熟練工の1/60に短縮し、不良率も1/2以下に削減しています。
将来は不良率0%を目指し、システム化で働き方を変えていきます。
今回の講演では、当社がこれまでのシステム化の取り組みや今後の展望を紹介するとともに、システムを開発するベンダーや活用するユーザーに期待することなどを紹介させていただきます。

◎AI実装X線検査装置の展開
㈱イシダ 開発部門主幹技師 廣瀬修様
当社は、1893年(明治26年)の創業以来、民間初のハカリメーカーとして発展してきました。
近年では、計量のみならず包装、検査、表示、情報、搬送、衛生などの分野に事業領域を拡げ、世界100カ国以上で川上から川下まで網羅する「食のインフラ」を提供しています。
2018年に、食品製造における異物混入の防止のため、AI実装X線検査装置を開発しました。
開発にあたり、自社で取り組み、データ収集の難しさを体験し、より少ないデータで学習できるシステムを開発しました。
また、開発したシステムを現場で運用すると、想定外のトラブルが発生し、それらを社内の技術者で知恵を絞って解決してきました。
今回の講演では、AI実装X線検査装置の社内開発でのプロセスを紹介させていただき、システムを開発するベンダーや活用するユーザーに期待することなどを紹介させていただきます。

●参加費 無料

●申込方法
参加者の組織名・部署役職・氏名・email・telを記載し、件名を「2/8 AIセミナー申込」として、2月3日(水)までに、メニューの「連絡」からお送りください。




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