12/3~8にかけて、中国の深セン・貴州を視察しました。
まずは貴州に行き、老漢族がいる天龍鎮を見学し、少数民族地域の活性化の状況を確認しました。
午後から、アジア最大の滝「黄果樹瀑布」を見学し、その観光データを管理している会社を訪問しました。
次の日は、貴陽市と安順市にまたがる開発区である「貴安新区」にうかがい、管理委員会の担当者から概要の説明を受けました。
データセンターや医薬、高度製造業などの誘致に注力されており、中国でこれから最も成長することが期待されている場所で、日本企業がまだ進出していないことをうかがいました。
その後、中国移動(China Mobile)などのIT企業を見学させていただき、VRのレクリエーション施設も見学しました。
最後に、民族大学を訪問し、少数民族の政策などをうかがいました。
その日の夜に深センに移動し、次の日から大阪商工会議所の視察団に合流させていただきました。
朝から、スマートフォンのシェア世界2位の華為技術有限公司(ファーウェイ Huawei)の巨大なショールームを見学しました。
あらゆる分野でIT機器を提供しており、「私たちはコネクト企業である」と言われていました。
午後からは越境ECサイト「Allpyra」を運営する啓明星電子商務有限公司を見学しました。
設立してわずかで急成長しており、深センのIT企業の勢いを感じました。
その後、WeChatなどを運営し、アプリ収益は世界最大である、騰訊控股有限公司(テンセント Tencent)のショールームを見学しました。
WeChatは世界で10億人ぐらいが利用しており、急成長しています。
中国の都市部では現金を使わず、スマホ決済がほとんどになっており、それを支えているのがテンセントであることがわかりました。
その後、創世訊聯科技(深圳)有限公司(ジェネシス JENESIS)を訪問し、藤岡社長から中国でのビジネスの仕方をお教えいただきました。
翌日は、スタートアップ支援機関のRocketSpaceを訪問しました。
窓から、テンセントの新社屋が見え、その存在感の大きさを改めて感心しました。
RocketSpaceはシリコンバレーをはじめ、世界中に拠点を持ち、世界を相手に仕事をしている場であることを感じました。
街中には若者ばかりで、深セン全体の平均年齢は30歳ぐらいで、このエリアはさらに若いとうかがいました。
この見学後に、大阪商工会議所の視察団と別れ、深圳市信和领创信息技术有限公司を訪問しました。
ハード・ソフトのセキュリティ製品を取り扱っていました。
その後、巨大な電気街である華強北(ファーチャンペイ)を探訪し、活気や底力を感じました。
とにかくスピードと規模の勢いに圧倒された視察でした。